資産運用はじめました

生活防衛資金がある程度貯まったので、資産運用始めました。

 

といってもそんな大それたものではなく、初心者でも取っつきやすい、つみたてNISAとiDeCoが中心となります。

 

※始めたばかりの初心者なので間違いがあればご指摘ください。

きっかけ

ポイントやクーポン等のお得情報の収集がちょっとした趣味みたいなところがあり、情報収集する中で節税の情報にたどり着きました。

 

サラリーマン向けの節税はいくつかありますが、ここでは詳しい説明は省略します。

実質負担2,000円でいろいろな自治体の特産品を貰える。

※2,000円を超える寄付金が所得税から還付される。

医療費や、特定の薬品の購入額が一定以上になった場合、超えた分を控除できる。

  • 生命保険料控除

生命保険、介護医療保険個人年金保険料を支払ってると一定額が控除される。

  • 住宅ローン控除

住宅ローン組むと10年間控除が受けられる。

  • 扶養控除

子供や親や親族を養っていると控除を受けられる。

  • つみたてNISA

運用益が非課税(最長20年)になる投資

※詳しくは後述

運用益が非課税になる投資(60歳まで)

更に掛金が全額所得控除される。

ただし60歳まで引き出せない

※詳しくは後述

つみたてNISAとは

毎月コツコツ積みたてながらの長期に渡る投資を支援する制度です。

 

制度詳細(金融庁)

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html

 

通常、投資で得た利益は20.315%の税金がかかります。

つみたてNISAでは金額に上限がある代わりに、利益が非課税になるというものです。

非課税となる金額の条件は、年間40万円(月額約33,333円)までです。

非課税期間は20年ですが、投資可能期間は今のところ2042年までなので注意が必要です。

2037年までだったが改正で5年延長となった

非課税期間

非課税期間は20年ですが、これは投資した年から20年なので、

  • 2020年に投資したもの→2039年まで非課税
  • 2030年に投資したもの→2049年まで非課税
  • 2037年に投資したもの→2056年まで非課税

といった具合に、細かく期間が分かれています。

そのため、開始して20年目にリーマンショック級の下落が来たとしても、そのタイミングで売却しなければ大きな損失になる可能性は低いと考えられます。

また、20年後に必ず売却する必要はなく、一般口座へ移行して通常の運用をすることもできるので、そこまで心配する必要はないと思います。

 定額積みたて=ドルコスト平均法になる

毎月定額を積みたてるということは、自動的にドルコスト平均法という手法を取ることになります。

この手法のメリットは、レートの高い時は少額買い、レートの低い時に多く買うことができるため、購入単価を抑えられるという点と、チャートをほとんど見る必要がないという点です。

もちろん、レートが低いときに全力で投資する方がリターンは大きいですが、今のレートが「低い」かどうかは素人には判断が難しいうえに、頻繁にチャートを見る必要があります。

複利効果

長期投資を行う一番のメリットは複利効果でしょう。

例えば、年間利回り3%で10,000円だけ投資したとします。

1年目→10,000×1.03=10,300 (3%)

2年目→10,300×1.03=10,609 (6.09%)

3年目→10,609×1.03=10,927 (9.27%)

20年目→18,061 (80.61%)

といった具合になります。

単利3%だと3%×20年で60%ですが、複利だと利益にも利率が乗るので、約21%も増えています。

 

実際の積みたてNISAで考えると、

1年目→400,000×1.03=412,000円

2年目→(412,000+400,000)×1.03=836,360円

3年目→(836,360+400,000)×1.03=1,273,451円

20年目→11,070,594円

となります。

元金は400,000円×20年=8,000,000円なので、約300万円は運用利益ということになります。

上の10,000円の例ほど利率が伸びてないのは、期間を20年としているため後半に積みたてたものほど複利効果が薄いためです。

20年目に1年目で購入した資産を売却し、21年目に2年目に購入した資産を売却し…といった具合に1年ずつ売却タイミングをずらして売却した場合、

400,000×1.8061×20=14,448,800円となり、元金の1.8061倍になります。

約645万円が運用利益になり、この20.315%が非課税となるため、約131万円が節税できていると言えるでしょう。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAのデメリット

  • 資産が減る可能性はゼロではない(投資ファンドによる)
  • 途中で引き出すと複利効果が薄れる

iDeCoとは

つみたてNISAは投資支援なのに対して、iDeCo私的年金の制度です。

利益が非課税になる部分やコツコツ積みたてる性質はつみたてNISAとほとんど同じです。

iDeCoの特徴としては、

  • 掛金を全額所得控除にできる
  • 60歳まで引き出せない(積みたて可能期間は65歳まで)
  • 取り扱う商品が多少異なる(同じものもあります)
  • 受け取り方で控除が異なる
  • 管理コストが少しかかる

といったものがあります。

掛金を全額所得控除にできる

iDeCoの最大のメリットと言えるでしょう。

iDeCoの掛金の全額を所得控除にできます。

掛金の上限は職業や会社により異なりますが、月額12,000円、20,000円、23,000円、68,000円のいずれかです。

私の場合は月額上限23,000円です。

サラリーマンの全体の平均年収は400万円ほどらしいので、これに当てはめて所得控除を受けると、ざっくり、年間41,600円の節税になります。

※某シミュレーションサイトの結果

22歳から60歳まで積みたてた場合、節税だけで1,576,800円になり、さらに元金10,488,000円に対して運用結果は19,349,067円となります。

掛金や利回り等で節税効果や運用結果は大きく変わるので、是非シミュレーションしてみてください。

60歳まで引き出せない

これがiDeCoのデメリットと言えますが、考え方によってはメリットにもなります。

  • 老後資金の用意と考える(もともとこの趣旨)
  • 続かない人でも無理やり継続できる

ただ、掛金は途中で変更ができるので、推奨はしませんがどうしても生活が苦しくなったら掛金を下げることもできます。

取り扱う商品が多少異なる

つみたてNISAでは投資対象が特定の投資信託ですが、iDeCoでは投資信託、定期預金、保険とちょっと幅が広いです。

定期預金は利益が無いので後述の管理コストと合わせるとマイナスになってしまうことも…節税と合わせるとさすがにプラスだと思いますが推奨はしません。

受け取り方で控除が異なる

  • 一時金として一括で受け取る
  • 年金として分割して受け取る
  • 一時金、年金を組み合わせる

iDeCoの受け取り方は上記の3パターンがありますが、受け取り方で控除の種類が異なります。

一時金の場合は、退職所得扱いとなり退職所得控除が適用されますが、会社の退職金がある場合は金額によっては控除額を超えてしまう場合があるので注意が必要です。

年金の場合は、雑所得扱いとなりますが、公的年金等控除が適用されます。

どちらが良いかは人による…としか言えないので受け取り方はしっかり検討したほうが良いでしょう。

管理コストが少しかかる

つみたてNISAとは違い、iDeCoは加入時と運用中に手数料がかかります。

※信託報酬はどちらもかかりますが

SBI証券の場合、

  • 加入時/移換時手数料 2,829円 (国民年金基金連合会へ支払う)
  • 口座管理手数料 237円/月 (国民年金基金連合会・事務委託先金融機関へ支払う)

少額ですが、38年運用すした場合、11万円ほどの手数料になります。

その他のも給付事務手数料等ありますが、回数は少ないので割愛します。

●参考

https://go.sbisec.co.jp/prd/ideco/flow_04.html

投資しているファンド

投資商品に関してはまだそんなに詳しくありませんが、現在はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に100%投資しています。

S&P500は米国企業で大手500銘柄で構成されている指標です。日本でいうところの日経平均株価みたいなものですね。

 

S&P500のメリットはいくつかあります。

  • 信託報酬(投資信託保有しているときにかかる手数料)が安い
  • 米国企業の成長性に期待が持てる

信託報酬が安い

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は、現在0.0968%以内となっています。

年間40万円運用したとして、387円ほどです。

インデックスファンドは信託報酬が安いものが多いですが、その中でも上位に入るほど信託報酬が安いです。

長期運用向きのファンドだと思います。

 

参考

https://finance.yahoo.co.jp/feature/promotion/trustfeesrate/pc/index.html

 

米国企業の成長性に期待が持てる

S&Pの歴史は長く、1860年まで遡るそうです。

長い歴史の中で、ITバブル崩壊リーマンショック、最近のコロナショックをも乗り越えて、高値更新を続けています。

横ばいを続けている日経平均に比べると期待値は高いですね。

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今後も大きな一時的な下落はあると思いますが、ドルコスト平均法があるためそう悲観するものでもないと思います。

最終的に右肩に上がっていれば良いのです。

 

ただ、単一銘柄に100%投資はリスクが高いので、今後ある程度資産分配は行っていきたいですね。

運用成績

まだ運用して日が浅いので成績も何もないのですが、数ヶ月ごとに成績を書いていければと思います。

今のところ4%程度プラスですw

まとめ

  • つみたてNISAは運用利益が非課税の投資支援
  • iDeCoは運用利益が非課税、所得控除がある私的年金
  • 資金に余裕がある場合はどちらもオススメ
  • 余裕がない場合はつみたてNISAから始めると良いと思います

FXは…

余談ですが、LINE FXのキャッシュバック5,000円が欲しくてFXも少しやってみました。

こちらは日記というか自分への戒めのための記録です。。w

 

初めてFXをやってみて、少額とはいえお金が増減するのに興奮を覚えました。

 

初日(7/28)は、ちょっと勝っては利益確定を繰り返し、始めたばかりなのに+4,000円という好成績でした。

ここで欲が出て「10,000円くらいならいけそうだな」と思ったのが典型的なダメ思考でした。

初心者にありがちな「コツコツドカン(ちまちまと少額稼いで一気に損失を出す)」をキメてしまい、-18,000円ほどに…

 

人は得る感情よりも失う感情のほうが大きいとよく言われていますがそのとおりで、「+4,000円でやめていれば…差額の22,000円でアレが買えたなぁ」とかいろいろ思うものです。

目的だった5,000円キャッシュバックどころか赤字なので後悔が続きます。

FXや投資をするときは、日常の金額で考えると感情に影響されやすくなるので、まったく別物として切り分けて考えた方が良いです(ネトゲのお金みたいな感じに)

 

2日目(7/29)は初日の損失を取り戻すべく、1回の取引量を5倍に増やしました。

これもやってはいけない例です。 

0.1銭動くと10円の損益で動いてたものが、0.1銭動くと50円動きます。

前述の失う感情も強くなり、損失がある程度膨らんでいったところで損切りを繰り返し、レンジ相場(一定の範囲をいったり来たりを繰り返す相場)にもかかわらず-57,000円まで膨らみました。

 

3日目(7/30)はさらに取引量を増やし、初日の10倍に増やしました。

0.1銭動くと100円動きます。

この日も感情MAXのトレードを繰り返し、-93,000円になりました。

こうなったら四六時中チャートが気になり、仕事も集中できず、ご飯食べていてもシャワー浴びていても移動中でも常にチャートが気になってしまいました。

 

4日目(7/31)は、ポジションを持ったまま朝起きると0.5円ほど相場が下がっており、含み損込みで約-150,000円からスタートしました。

数ヶ月分の貯蓄がパーになったと思うと、何もやる気が起きませんでした。

それに加えて、マイナス続き&チャートを見続けることが精神的に苦しく早く辞めて解放されたいという気持ちが強くなり、約-200,000万まで落ちたら損切りして諦めて辞めようと思い、撤退ライン104.16円(ドル円相場)に決めました。

すると、104.18円あたりを底値に急上昇を始めてくれたので、まさに首の皮一枚で生き残りました。

結果的に、約-50,000円で撤退しました。

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お金も引き出し、二度とFXなんてするか!!という気持ちでした。

 

…が、失ったものに対する感情はやはり強く、「5万円あったらあれが買えたなぁ」という気持ちが再び…

またFXに手を出したのでした。

そこからは-23,000円まで戻したと思ったら-80,000円まで膨れ上がったりしながら、最終的には+10,746円まで持ってくることができました!

これ以上は欲が出て失敗すると思い、今度こそ撤退しました^^;

 

改めて素人が手を出すものではないと実感しました。

FXは計画的に…